8.高校生の私


    高校生の頃の私を,ちょっと思い出してみた。

  まさか,合格するとは思ってなかった公立の高校。もちろん,本命だっただけにその喜びは
  すごかったよ。自分の名前を見つけた瞬間,涙が出た。夢は,大きく膨らんでいった。

  中学から始めた吹奏楽。高校では,やめようと思っていたのだけれど,結局入ったんだ。な
  んだろうね。やっぱり,惹かれるものがあったんだろうね。中学校の部活がとても活発で九
  州大会などにも出ていたから,高校の部活のやり方にとても不満を持った。基礎練習なんて
  ないも同然。メトロノームは,各パートにひとつ。信じられなかった。一年生のときも,コ
  ンクールに出た。その結果が,銀賞。今まで経験がなかったから,悔しいのなんのって。涙
  が止まらなかった。
  2年生になって,先輩の様子も変わってきた。練習がきちんとされるようになった。相当,
    文句言ったもんなぁ。同級生に,同じく中学校での活動が活発だった子がいて。夏にある総
  合文化祭の予選大会で,なんと金賞。大喜び。県の総合文化祭への出場権を得た。中学生の
  頃は,オリジナルの曲が多かったのだけれど,高校ではクラシック曲ばかりだった。クラ
  シックは,相当難しい。クラリネットが,いわゆるバイオリン的な音を出さなければならな
  い。私は,そのクラリネットを吹いていたのだ。中学生の頃は,クラリネットパートがいつ
  も怒られていたような・・・。定期演奏会も,行われていた。2年生のときのコンクールで
  は,ダメ金。いわゆる,九州大会に出場できない金賞だった。それでも,今まで銀賞だった
  のだから,みんなはじけまくった。
  そして,先輩が引退。私たちの代になった。私は,木管コンダクターとパートリーダーを務
  めることになった。仕切って行かなければならないから,その責任は重かった。
  アンサンブルコンテストに出場できたのも,思い出の一つだ。学校内で予選をして,出場で
  きるチームがひとつ。それは,高い壁だった。エス・クラリネットとベー・クラリネット
  2本,バス・クラリネットの4重奏。曲選びからが,勝負なのだ。アンサンブルでもダメ金。
  力不足なのが,実感。
  それから,大きな壁にぶちあたる。それは,人間関係。練習は,どんどん厳しくなってい
  く。先輩・後輩の上下関係も,うまくいかなくなってきたのだ。幹部は,練習時間を割い
  て,その対策を練ったりしていた。私自身,頭の中がごちゃごちゃしてきて,とんでもない
  ことを口走ったりしていた。上に立つ者として,最低なことをしてしまった。
  色々なことがあったけれど,それもみんなの力で乗り切った。3年生のコンクールでは,見
  事金賞を受賞,九州大会への切符を手にした。九州大会では,銀賞だったが,精一杯頑張っ
  た。だから,後悔はなかった。九州大会は北九州市であったので,コンクールの次の日,ス
  ペースワールドに行った。先生も一緒に,思いっきり楽しんだ。

  勉強の方は・・・。3年間で一番勉強していたのは,1年生のときだろうなぁ。2年生から,
  コース分けがあって,私は理系コースだった。将来数学の先生になろうと思っていたので,
  いったものの・・・。
  楽しい3年間だった。

  

 

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